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炊飯器ホットケーキ

ええと。
どっかの掲示板で、女性がヴァージンか否かを見極めるのに見る点に、「ポニーテールにしてる女は処女」という意見を書いている人がいました。
この暑い中、首に髪が触ると余計に暑苦しいので、連日ポニーテールにしているチャオ・31歳・1児の母。見た目処女です。(o ̄∇ ̄)=◯)‘ν゜)・;'


今朝メッセ友達から、炊飯器で作るホットケーキというのを紹介しているブログを教えてもらったので、早速作ってみました。
ホットケーキミックスと、卵と牛乳をおかまで直接混ぜて、スイッチ押して待つこと30分強。ブログの筆者はそのぐらいの時間だったと書いてましたが、アドバイス通り爪楊枝刺してみたら生焼けだったので、さらに待つこと5分。結局炊飯器がピーピー(炊けました~)というまでやってみたら、ちゃんと中まで火が通りました。
出来上がりはこんな感じ。
c0052450_191433100.jpg

見本にしてたのだと、もっと綺麗なきつね色になってたんだけどなー。うちのだとあんまりいい色に焼けなかったです。
分厚いけど味は普通のホットケーキ、それだけで食べたのでは何だか空虚。マーガリンとマーマレードで食べました。半分残ったんで、それは明日の朝食に食パン代わりで出てくることでしょう。


ところで昨日、AVのタイトルを眺めていたら(見るなよそんなの)『熟女シリーズ 31歳・人妻』というのがありました。凹みました。熟女ってあたしの感覚だと45歳ぐらいからかと。
しかし友達にも、「31で子供がいたら熟女じゃない?」と言われてしまいました。とほほほ。チャオ・31歳・人妻。熟女で処女です。もう意味ワカラナイデス。はっ、つい塊魂の王様みたいな話し方になってしまった。いや。熟女という響きがあまりにも衝撃的でね・・・。
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by new-chao | 2005-08-30 19:15 | チャオさんの独り言

暇だ

c0052450_11204974.jpg暇だとついつい、こんなSS撮っちゃったりしますよね。しないか?
例のエミルクロニクルというネットゲームのチャオです。いや、今はレベルが上がったんでズボン履いてますが、ズボンの写真なんか載せても面白くない。
ただでさえ暑いのに、息子がへばりついて来るので暑苦しくてしょうがないです。
今朝玄関出たところで顔から転んだそうで、おでこに立派なたんこぶできてます。何も顔から転ばなくてもいいだろうにねえ。本人、あんまり痛そうにしてないからいいですが。湿布の代わりに冷えピタ貼ってやろうとしたら全身で抵抗されたから、しょうがなくオロナイン塗っただけで放置です。
とか書いてたら、犬も近寄ってきた・・・暑い・・・。


昨日は、チビを旦那に押し付けといて、母とお蕎麦屋さんに行ってきました。
職人の蕎麦が食べたい~~っと数ヶ月に一度くらいの割合でなるんですよね。したら母が、近所にそういえば蕎麦屋があるのを発見した、というので、行ってみることに。
前から読んでくれてる人にはお判りでしょうが、こういうことを旦那とすると、ほぼ100%はずれの店なんですが、あたしと母の組み合わせだと滅多に外れません。昨日のお店も駐車場が少ないのが難点ですが、店内自体は広くて、落ち着いてて(ってことはチビつれては来られないってことでもあるけど)、注文した品もそれほど待つことなく出てきたし、あたしが望んだとおりの職人の蕎麦でした。めちゃめちゃ切り方が細かった。ちなみにあたしが頼んだのは、あったかい卵とじ蕎麦(800円)、母は山菜蕎麦(850円)。ま、値段はそんなもんかな。蕎麦って意外と高いよね、どこで頼んでも。今度行く機会があったら、次はざるにしてみよう。
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by new-chao | 2005-08-29 11:21 | チャオさんの独り言

夢占いしてみた

友達のブログを見ていたら、夢占いのページの話があったので、最近見た中で一番印象に残ってるやつを占ってみました。

《見た夢の内容》
何故か妊婦の私がホームに入ってきた電車に飛び込んで自殺する。死んだ私が帰ってくるのを、犬がずっと待ってる。


なんか・・・こうやって端的に書くと、どういう夢だって感じですね。
だいたい自殺しようと思ったら、ホームに入ってきた電車じゃあダメなんじゃ・・・停車しない予定の新幹線とかならいいけど、あの感じだとあたしのいた駅に停まろうとしてるとこだったような。そんなブレーキかけてる電車じゃ、死なないかもしれないよねえ。
んで死んだ後、場面がうちに移って、車の気配とかするたんびに、チャオがそわそわしてるのよ。母ちゃんなんじゃないかと思って。でも違ってて、はぁあって感じなの。ちょっとリアル。きっとあたしが何かでいなくなったら、しばらくそんな風なんだろうなあ。


《夢からのメッセージ》
あなたの夢は、恋がうまく進展する事をさしています。あなたの気持ちは届き、相手もそれに応えてくれることでしょう。二人の幸せな日々が到来します。積極的にアプローチするよう心がけてください。今が告白の絶好のチャンスです。


!!
これが、恋がうまく行くという夢なのかよ!! しかも告白の絶好のチャンスとな!!
し、しなくちゃ、告白。
誰にだろ。
相手見つけないとな~、幸せな日々が到来しちゃうんだから、しなきゃな~。
(`∀´ )ニヤリ
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by new-chao | 2005-08-26 15:41 | チャオさんの独り言

自慢話ふふふ

風が凄いです。
また台風ネタかっ。だって本当なんだもん。
たまにはエアコン止めて窓開けとくか、と思って、今、豪風のなかで書いてます。
うちね、片側3車線の道路に面してるんですよ。だから普段、窓なんか開けてようもんなら一メートルと離れてないところにあるテレビの音なんか全然聞こえないの。はす向かいにバイク屋はあるわ(こいつがまた夜の8時過ぎとかにエンジン吹かしまくる店なんだわ、うるせーのなんのって)、でかいトラックはバンバン通るわ、あと走ってくのは暴走族と右翼の宣伝車でしょ、赤ん坊寝かせとくには最悪の環境なんですが。
でもま、今はテレビ見てないし(って書いたら勝手にチビがスイッチ入れてる・・・)、うるさくてもちょっとは我慢しよう。
それにしても、風はすごいけど全然涼しくないなあ。


昨日うちの母が、「あんた(あたしのことですよ)が2歳ぐらいのときは、ほんっとうに可愛いと思ったねー」と言いまして、あたしったら昔っから偉かったのねえと思いましたが。うちの息子ね、買い物とか連れてくでしょ、必ず一回は出先でやんちゃ言って泣くんだよねー、しかもすごい大きい声で。それでばーちゃん、辟易してるみたいです。
チビも理由もなくやんちゃ言うわけじゃないのよ。ベビーカーから降りたいとかね(おろすと勝手にどっか行っちゃうから降ろせない)、飾ってある風船が欲しいとかね(何も買わない店からはさすがにもらえないでしょう、図々しい)、パン食べたい(いやそれは売り物だから。食べ放題じゃないんでダメ)とかね。
母に言わせるとあたしはあんまり泣いたり、駄々こねたりしなかったそうで、ついでに縁台の上で「イイ顔して」って言われると満面の笑顔でポーズ取ってたらしいです。このイイ顔が、うちの息子とそっくりなんだわ、写真見ると。はははは、恐るべし遺伝。
息子もやんちゃ言わなきゃ、お利口で可愛いんだけどねえ。お手伝いもするし、アルファベットと数字は完璧読めるようになったし、ひらがなもぼちぼち増えてきたし。
まあね、あたしはね、3歳の時には漢字がちょっと読めたそうですけどね。
って、いくら3歳のころ賢くても、今この有様じゃ、何の自慢にもならんわ・・・。


それにしても汗がだらだらだ。
着替えるついでにエアコン入れよ。
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by new-chao | 2005-08-25 11:02 | チャオさんの独り言

母ちゃんは大忙し

ええと。
お客さんの数はまあまあなのに、全然コメントがつかないので少々凹んでおります。
おはようございます。
ま、いいや。なんか台風が来てるみたいですね? 買い物どうしようかな~、明日でも大丈夫かな~、などと思いながら書いてます。息子はパンツ丸出しで床に転がってます。
パンツもろだしなんて虐待か?w いやいや。トイレトレーニングの一環ということで。だってパンツはこの際濡らしても、ま、替えがたくさんあるけど、ズボンはそんなにないので濡らさないで欲しいわけですよ。でも履きたがるんだよな。8割方自分で履けるようになったのが嬉しいらしい。
こないだ一回成功したんだけど、ありゃやっぱまぐれかなあ。
あたし、その時例によって例のごとく、お腹が下ってましてね、トイレにいたんですよ。
したら外から「しっこ~~~~」というチビの声が。「ちょっと待ってー」っつったって、2歳児が待てる筈がない。
しょうがないから母ちゃんは気合で一時下り腹をストップさせてパンツ履いて、息子をトイレに入れてパンツ脱がして、させましたよ。見事にトイレで立ちション成功!「偉いね~~!! はい、出て出て。パンツ後でいいから」母ちゃんは切羽詰ってる訳、まじで。
ああ、母親って・・・。


たまには母親らしく、おやつ手作りするかーと思ってね、ガラスの器に缶詰のミカンと、カップのアイス(たまたまあったのがトルコ風アイスヨーグルト味だった)入れて、その上にオレンジゼリーを包丁で賽の目に切って適当に乗せて、最後にちょっと余ってたくまちゃんがたビスケットをトッピングしたら。
あーら簡単、自家製ハロハロの出来上がり。
ゼリーとアイスって一緒に食べると、超!美味しいですよね~~~~。
一回はまると調子に乗るあたしは、次の日にバニラアイス買ってきて、翌日は遊びに来てくれた友達とその子供と一緒に、さらに翌日は自分と息子だけで、ハロハロもどき作って食べたのでした。
は? 3キロ太ったのは誰だって?
いや、誰だったかしら、それ・・・。
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by new-chao | 2005-08-23 10:30 | チャオさんの独り言

メロドラマに全力投球

なにやら、「どんどんどん!」と叫びながら、チビがちぎったチラシをばら撒いております。どうやら安田大サーカスの真似してるみたいです。
こんにちは。
なんかこんなこと書くと、あたしがよっぽどお笑いの番組ばっかり見てるみたいな感じですが、ちゃんとドラマも見てますよ。
最近で言うと、昼のメロドラマ『契約結婚』ですかね。
あのね、あんまり昼のドラマは普段は見ないです。でも今回はなんとなく、偶然見ちゃったら結論がどうなるのか気になっちゃって見続けてるんですが、おとつい友達が遊びに来てくれて、そのときこのドラマの話になって(彼女も同い年で2児の母、上の子がうちのチビより2週間後に生まれたのが縁で友達になったんですが・・・ああいや、縁は違うわ、彼女は旦那の従姉なんです)、意見が一致したんですよ。
『この男(ヒロインの旦那)のどこが良くて結婚したのか判らん!!』
この俳優さんのファンの方、読んでたら怒らないで下さいね。だって本当のことじゃんか~。この旦那の性格は脚本家だか監督だかが作ったものだからしょうがないけど、(ついでにいうと性格とか物の考え方にも魅力ないと思うわ)見た目も特別ハンサムでもなんでもない、地味ーで普通ーな男じゃんかあ。マザコンだしさあ。なんでヒロインがあんなに「愛しつづける!」と言えるのかが、ずっと見てるけど全然判らんわ~。
と、ここまで読んでくればお分かりでしょうが、あたしはメロドラマに全力で突っ込み入れるんです。毎日全力で突っ込みまくりです。疲れます。でも突っ込むところがありすぎるところが、メロドラマの魅力よね?
でね、メロドラマといえばつき物なのがベッドシーン。今日もちょっとだけあったんですが、したら、一緒に見てたチビが何を思ったのか抱きついてくるのですよ。いいんだけどさ、(*⌒3⌒*)ちゅ~してくれるのは嬉しいんだけど、よだれが付くのよ・・・。
みなさん子供の前では見る番組、気をつけましょうね~。何でも真似するわよ、奴は。水着の女の人が映ったときに、「ボインボイン」などと教えようもんなら、すーぐ言うようになりますからね~、とほほほ・・・。
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by new-chao | 2005-08-19 17:22 | チャオさんの独り言

なんとなくいろいろと

なんでか判りませんが、今日の息子はギター侍らしいです。さっきから「あんた〇ΨΩ×α△~~~~!ざーんねーん!(ここでギター弾く真似)」と叫んでいます。
先日感心したのは、一緒にお笑いの番組を見ていたら、HGが映ったとたんに「フォー!」と叫んだことです。2歳でも誰が誰やら見分けって付くんですね~。っていうか、あの人が「フォー」って叫ぶ人だって、いつの間に覚えたんだろう・・・そんなにしょっちゅう見る人でもないよね?

c0052450_19314520.jpg
ところで、久しぶりにリズミィの公式ホームページ見にいったら、なんだかキャラの衣装が増えたとあったので、それこそ超久しぶりにログインして見ました。
新生チャオはこんな感じです。→
現実にはあり得ない、露出過多の服で決めてみました~。ちょっと角度が悪くて見づらいですが、セクシーなワンショルダーにマイクロミニスカート、パンチラ気味のショットにしてみましたがいかかでしょうか? 
ねー、実際ねー、こういうスタイルだったらこういう服も着てみたいとこなんですが。いや、こういうスタイルだったとしても、こんな格好で街歩いたら犯罪か?


今日のちょっと悲しかったこと。
古本屋に行ったら、あたしの本が50円で売られてました・・・。
いやね、売られてるってことは以前に買った人がいるってことなんだから、喜んでもいいんだけどさ。もしあの本がまた売れたとしても、作者のあたしには一銭の儲けにもならんのだよな~。
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by new-chao | 2005-08-15 19:31 | チャオさんの独り言

お盆なんで実家に集合

(。.ω.) ノ゛ コンチャ♪
なんとなくたまには顔文字で挨拶してみました。
お盆だということで、昨日は旦那の実家に集合しました。義理の姉(2人)の一家と、うちと、義理の両親ですが、総勢大人8人子供4人チワワ一匹、おねえさんたちが手伝うとはいえお義母さんは昼と夜とご飯の支度、本当にご苦労様です。
は? おまえは何をしてるかって? いや、特には何も。毎回ペットボトルのお茶とジュース買って持ってくぐらいで、何もしない嫁です。
あのね、前はね、皿洗いは手伝ったんですけど、今は食器洗い機をおねえさんたちと共同でプレゼントしたんで、そんなに手伝わなくても良くなったんだよね。(言い訳だな、手伝えよ。棚にしまうのは人間なんだからさ!)
チビはチビねーちゃんズが遊んでくれるので、たーのしくて楽しくて仕方なかったみたい。めっちゃくちゃハイテンションで、見てておかしかったな~。特にそれまで一番年下だった子が、自分より下が出来たのが嬉しいらしくて構ってくれるんで、大人は子供ほったらかしで、楽ちんです。女の子はええのう、役に立つのう。
今のあたしの希望はですね、早くお義兄さんが結婚してですね、そのお嫁さんが男の子を産んでくれることですかね~。だってうちのチビだけ男じゃ、それはそれでつまんない・・・。あたしもいつまでも嫁が一人なのも寂しいし(なんて書くと苛められてるみたいだわ、全然そんなことないのに。ははは)、ま、旦那側の親戚が完成したら、またそれはそれで面白いかなと。
あーでもお義兄さんのお嫁さんがあたしよりうーーーんと若かったりしたら・・・いや別にいいか。
しかしうちの妹も(まだ20代だけど)、旦那のお兄さんも、そろそろいい年なんだけど、どっちが先に結婚すんのかしらね~。


ところで仏壇に向かってチーンって鳴らして手を合わせることを、お義母さんたちは「ちーんまんまんする」って言います。
今の一文、大丈夫? 伏字にならなかったかしら・・・^^;
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by new-chao | 2005-08-14 16:36 | チャオさんの独り言

なんか超久しぶりに

小説『黄金のドア(完)』アップしました。
いやいや。あのね。実はすっかり忘れてて。
この話とっくに全部載せたと思ってたんですよー。ま、待ってる方なんかいらっしゃらないだろうからいいんですけど、終わってると思ってて、自分のページの目次をつらつら見てたら『完』って言う字がないじゃないですか。
あれま。って感じですね。
この話は某S英社の○バルト・ロマン大賞という小説の賞に応募して、2次予選まで行ったんですけど、ダメでしたね。
あ、書いたかどうか忘れたけど、『ANGEL』は4次予選まで(数字大きい方が至難の業なんですよ、当然)通ったんだけど。ま、何次の予選まで通ろうとも、大賞に選ばれなきゃ意味ないんで、意味ないんですけどね。
あたしね~、この『黄金のドア』も我ながらおかしいとは思うけど、大好きな話なの。
でもちょっと説教くさいかな、って気もするんで、最近の若い子には理解できないかもしれんねえ。
もしこれから読もうかな、と思ってくださる方がいらしたら、アクセルはヴァレンシア(そういう歌手がいるんですよ、1995年には大ブレイクしたんですけどぉ)、クールはティム・ロビンスのイメージで描いてるんで、そういう感じでどうぞ。


そーれにしても、暑いですな!! いやもう、嫌になっちゃう。
カキ氷食べたいっすね。カキ氷なら、ミルクが一番好き。でもミルクって、他のイチゴとかブルーハワイとかに比べると、50円高かったりして、頼むときに思い切りがいるんですよね。
ああ、小市民だわ。。。。
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by new-chao | 2005-08-10 19:30 | チャオさんの独り言

黄金のドア

 8. 束の間の自由


 クールに指示された通り、祥一郎はその小さな体を活かして格子を潜り、自分の身長とほとんど変わらない大きさの鍵を取ってきた。彼が床を滑らせて牢の中に入れたキーを、芳真が素早く拾い上げ、重たい南京錠の穴に突っ込む。
「水都見つけて逃げるぞ、こっちだ!」
 やけに恰好良くひらりとかしげに跨がって、祥一郎が怒鳴った。クールの長い足をかい潜って、犬は一目散に廊下を走りだす。
 ガチャン、と閉まった時同様の音を立てて、鍵が開いた。芳真が肩をぶつけるようにして扉を開け、外へ飛び出す。犬はもう突き当たりまで行っていて、角を曲がりかけている。
 舞も二人の後を追って駆け出そうとした。が、できなかった。
「っ、おい」
 祥一郎は行ってしまったが、芳真は気がついて立ち止まった。クールが片手で、舞の襟首を捕まえている。
「ちょっとクールさん、離してよ」
「おっさん何すんだよ、出ていいって言ったのおっさんだぞ」
「そんなこと言ったかな? 私は」
「言ったぜ、小人がいれば出られるって」
「ああ」
 クールは合点がいったと頷いて、舞を掴む手を襟首から腕にずらした。
「出られるとは言ったけど、逃がすとは言ってない」
「なっ」
 舞は逃れようとジタバタしたが、クールの力は緩まない。痛いほどの力でもないけれど、離す気もまるでないらしい。
「何言いやがるてめえっ、俺のこと騙したな!」
「大人ですから。騙し騙されて生きるもの、それが人間だぜ、兄ちゃん」
「この野郎おお」
「やめて、芳真君!」
 殴りかかろうとする芳真を、舞は焦って止めた。勝ち目がないような気がする。
「クールさん、離してよ! だって芳真君、犯人じゃないんですよっ!!」
「そんなことはどっちでもいいのさ」
 さらりと言ってのけるクールに、舞と芳真は顔を見合わせた。高いところから、さらにクールが言う。
「要は犯人らしい男がいれば、それでいい」
 先刻までのおちゃらけた態度からは想像できない、艶っぽい低い声で。
 犯人らしい男がいればいい。
 なんて、どういう意味だ。これでは何だか、まるで。
 ──まるで犯人が誰か、本当は知ってる、みたい。
「クールさん」
 舞は振り返り、ほとんど直角に顎を上げないと見えないくらい上にある、クールの顔を見上げた。赤い炎に透ける、アクアマリンの瞳。
「あんたはあたしたちの敵なの、味方なの」
 芳真も黙って、彼の返事を待っている。
 だがクールは何も言わず、手にしていた松明を半開きの鉄格子の側に放り出した。他に燃えそうな物はないから、火事にはならないだろうが。
「おっさん」
 言いかけた芳真が口をつぐんだ。クールは胸に舞を引き寄せて、先刻まで松明を持っていた方の手を、捨てた松明へ伸ばした。
「ドラゴンの咆哮、土を流し、狼の遠吠え、風を裂き、ここへ集う炎の夕べ。踊れ、発破の舞。鉄の障壁を七つの海の彼方へ──天啓を待て」
 妙な迫力に押されて、舞は息を詰める。クールが変わった節回しで呟いているのは、ひょっとして、呪文だろうか。
 クールは伸ばしていた手を一度自分の額に当てて、それから再び炎に翳した。そして。
「点火!」
 宣言した途端、炎が天井まで伸びて牢の扉を覆った。熱風が押し寄せて、舞は両手で顔を庇った。芳真も体を捩じって熱気の直撃をかわす。
 舞が恐る恐る手を離して見ると、もう炎はなく、熱でぐにゃりと歪んだ扉が、無残な形で土の廊下に倒れていた。完全に、壊れている。
「な……なんで?」
 わざわざ牢を壊すなんて。
 舞の問いに、クールは小さな目でウインクすると、ニヤリと笑った。

     ◇    ◇    ◇

「……それであんたはどうするつもりなんだ」
 耳の奥に、まだ細い笛の音が残っている。
 バンドの練習は終わっている筈だ。これはだからきっと、耳鳴りだ。
 アクセルは軽く頭を一振りして、壁を背に立っている水都を見返した。
 この国の女たちで、ショートカットにしている者はごく少数、というよりほとんどゼロだ。水都のように白いうなじを完全に露出させているのは男だと、誰もが思ってしまうのも仕方がない。だがもし彼女が髪を伸ばし、裾の長く広がったドレスを着ていたとしても、他の者たちは思うのではないだろうか。美しい少年が、女に化けている、と。
 華奢な肢体に、凛然と見据える黒い瞳。彼女の名は体を表している。
 まるで、都を守るために天から遣わされた、水の剣を使う戦士のようだ。翼を持つ竜を従えて、遙か天空を翔けるもの。
「私を殺して、死体を始末して、それから?」
 ──あなたとは似合いだ。
 俺もそう思うよ、本当に。
「それからのことなんて、おまえにはどうでもいいことじゃないのか?」
「どうでもいいよ、あんたのことなんてね。私が訊いているのはこの国のことだ」
 落ちついた、堂々とした声。
 怯えている様子は微塵もない。これから殺されるかもしれないのに、この女は……鈍感なのか、強靱なのか。
 しかし。
「この国のこと?」
「ああ。私はいい、私は余所者だからな、死んだところでここの人々には何の支障もないだろう。だが、その後は? 今回は失敗したから、今度こそ父親を殺るのか? 復讐のために? それでどうなるんだ?」
「どうなる?」
 アクセルは足を組みなおした。ふと思いついて、脱ぎ捨てたシャツを着直す。
「自明の理だ。思い知るだろう」
「誰が?」
 間髪を入れずに水都が言った。声を荒らげもせずに。
「誰に思い知らせたいんだ、父親か? でももう死んだんだぞ。死んだら終わりだ、何とも思わないし何も感じない。思い知りもしない」
 風が吹いて、アクセルのシャツを膨らませる。
「それで何が残る、あんたには兄弟も子供もいない、後継者はなしだ。国民には不信を抱かせて、この総統家は没落」
 水都は唇の端でうっすらと笑った。
「思い知らせるには、あんまりいい手じゃないな」
「おまえ」
 アクセルは立ち上がりたくなる衝動を、膝に力を入れることで耐えた。その冷静な目が、淡々とした口調が、言われている内容よりもっと彼を苛立たせる。
「今、自分がどういう状況にいるのか判ってるんだろうな」
「あんたはどうなんだ。いいだろう、父親への当てつけに、占いで選ばれた妻を、汚れなき乙女たちを次々と殺していってみようか。あんたが殺ったってことは隠しても、死んだのは事実だ、あんたはそのうち『死に神アクセル』って呼ばれるようになって、誰もお嫁さんにはなってくれず、やっぱり後継ぎはなしだ。どうする? 一人ぐらい生かしておくか、それとも養子を取るか。どっかの誰かみたいに、占いで選んで?」
 やる、と思うより先に手が伸びていた。
 片手で充分なくらい細い水都の喉を、両手で締め上げる。手首の腕輪が夕日を反射して、ギラリとアクセルの目を射抜く。
「……あんたは」
 苦しそうの眉を寄せて、だが目は逸らさず、水都が言った。
「どう……したいんだ。私……を殺っても、何も……変わらないんだぞ」
 アクセルは鼻先で笑った。
「あれだけ平気でペラペラ喋っておいて、今更命乞いか」
「平……気じゃない。震えてるよ」
 水都が彼の手を引き剥がそうと爪を立てる。アクセルはいっそう力を込めて、彼女の体をつり上げた。
「アクセル……」
「ごめんなさいって言えよ」
 水都は一度ゆっくり目を閉じると、笑った。静かに、優しく。
 慈しむように。
「あんたは一生……黙ってるしか、ない」
「うるさい」
「どんな……に秘密が、重くても」
「うるさい、黙れ!」
「……可哀相、に」
「っ!!」
 アクセルは吊り上げていた水都を、力任せに床に叩きつけた。体のどこかが当たったのか、先刻起こしたイスがまた倒れ、ついでに鏡台にぶつかって鏡を震わせた。
《可哀相に》
 この女。俺を哀れんだ。
《可哀相に》
 この女。本当に俺のことを、可哀相がっている目で見た。
 処女のくせに──母のような、顔を。
「うっ……」
 頭を打ったのか、呻きながら水都が体を起こす。アクセルは血が逆流する気がした。心臓が喉まで競り上がった。
 獣の動きで水都にのしかかり、細い手首を押さえつける。水都が蹴上げようとする足を体の下に敷いて、もう一度首を絞める。固い布地のズボン、ボタンが外れない。自由になった手で水都に顔を引っ掻かれる。水都が叫ぶ。手で口を塞ぐ。噛みつかれる。殴って黙らせ──ようとした時。
「水都──っ!!」
 外から。窓の外から?
 知らない男の声が。
「迎えに来たぞ、返事しろお!!」
 相手がしゃがんでいるのか、姿は見えない。ヨシマ? まさか。
 アクセルは水都の首から乱暴に手を離すと、大股で窓に近寄った。だが外には誰もいない。いや、茶色の犬が一匹。
 いや、その上に。
「なんだ、こいつは」
「つまむなっ」
 犬に乗っていた手のひら大の男が憤慨そうにわめいたが、アクセルは気にも止めず、そいつの襟首をつまみ上げた。犬がやかましく吠え立てる。返せとでも言っているのか。
 ゲホゲホと咳き込みながら、絞められていた喉に手をやった水都が、アクセル以上に驚いた顔で小人を見た。
「祥……一郎……!?」
「おーす」
「知り合いなのか、おまえたち」
「しょ、祥一郎、どっ、どうしたんだその恰
好」
「ちっとな、いろいろあったんだよ。……それより、おいおまえ、いつまで人のことネズミ扱いしてんだよ、降ろせ!」
 アクセルは水都と小人とを交互に見た。二人が知り合いということは、この小さい男も余所から来た人間ということだろう。そういえば水都を拾った時、ヨシマの他にも男がいたような気がする。
 だがあの男は、もっと……ずいぶん長身だったと思うが。
「あっ、水都、ここんとこ腫れてるぞ、大丈夫か? おい、おまえ! 女に怪我させるなんて最低だぞ! 聞いてんのかっ!」
「うるさいな。何なんだ、おまえは。ひねり潰してやろう」
「アクセル!!」
 アクセルが小人を握り直すのと、水都が焦って彼にすがりつくのは同時だった。
 その一秒後。
「アクセル様!!」
 今度は廊下からだ。クールの声。
「何だ?」
 うんざりしながら怒鳴ると、ドアの向こうにいたのはノッポの魔法使いだけではなかった。
 乱れた金髪のヨシマと、知らない少女。前で手を縛られて、引っ立てられるように。
「舞!?」
 小人が指の間から叫んだ。少女の気の強そうな顔が、ヘニャと歪んだ。
「ごめん、捕まっちゃった」
「アクセル様、牢が壊されました。しばらくは使用できません」
 ……やれやれ。
 口には出さないが、胸の内ではきっぱり溜め息まじりに呟いて、アクセルはその場の全員を平等に眺めた。
 こいつらは全員、外の人間だ。始末を付けるなら、こいつら自身にやらせる方が手っとり早い。
「俺から逃げられると思うのか」
 アクセルは男を持っているのと逆の手で、水都を立たせてやった。決して乱暴な仕種ではなく、労るように。
 この気高い、美しい女を。
 憎んでいる訳ではない。少しぐらいは、いや実は結構──気に入った。
 好きだよ。
「クール、この者たちを鏡の間へお連れしろ。北の塔のな」
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by new-chao | 2005-08-10 19:18 | 小説-黄金のドア(完)