人気ブログランキング | 話題のタグを見る

スペイン旅行のエピソード

今朝の4時ごろですよ。
表で男の声がするんです。
あ、あたしはたまたま3時前ごろ目が覚めて、起きちゃったからにはチビは寝てるし(当たり前ですね)、ちょっと遊ぶかぁと思って、格闘家チャオとなって冒険の旅に出ていたんですが、なんか、外で大きな声出してる人がいるのね。
喧嘩でもしてるのかしらん、と窓から外を見てみると。

知らないおじさんが、うちの庭木と喋ってました。

しかもね、なんか誰かの肩でも抱くみたいに、木を両腕で抱きかかえるというか、ポンポンしながらね、一生懸命喋ってるんです。
酔っ払いだろうなあ、何言ってんのかは全然判らないけど。
2・30分は立ち話してましたね。おじさん。奥さんと勘違いしたのかしら・・・。


で、何の話でしたっけ?
あああ、スペインの話ですね。
そもそも、何故チャオ姉妹が生まれて初めての海外旅行を、スペインにしたかというと。
その頃我々は、ヴァレンシアという歌手のファンだったのです。
ヴァレンシアも暮らしたという、スペインのヴァレンシアに行ってみたい! その思いだけでスペインに決めたような気がします。
・・・ってこのペースで書いてると、いつまでたっても旅行記終わらない気がする。
スペインを勧める理由の部分だけにしますね。
初めての海外、しかもパックツアー。合わない食事と睡眠不足などで、あたしは最終日に体調を崩したのですよ。
午前中はプラド美術館等を見て、午後からトレドの町を観光予定だったんですが、熱と吐き気で、美術館で動けなくなりまして。初めての海外で、初めて一人でタクシーに乗ってホテルへ戻りました。(添乗員は1000ペセタぐらいだって言ったけど、着いたときには2000ペセタぐらい取られた気がする。ぼったくりか?)
むかむかする胸を抑えつつ、あまりの寒気にコートを着込んで(あ、行ったのは2月でした)ベッドで死んでいると、お掃除のためにメイドさんが出現、留守のはずの客がいるんでちょっと驚きます。
あたしはうろ覚えの英語で、気分が悪いとかなんとか言いました。したら、メイドさんも何かスペイン語で言うんです。
あたし、英語はおろかスペイン語なんて、まったく判りません。旅行前に覚えてった言葉は、ハイ、とすいません、ありがとう、こんにちわ、お水ください、あとは数字を1から5ぐらいまでだったかな。
ですが、言いながらメイドさん、頭とおなかを触るんです。どっちが気持ち悪いんだって訊いてるんだと思いました。ので、おなかを触って見せると、メイドさんは頷いて、どこかへ電話をして、またスペイン語で何か言って去って行きました。これが不思議なんだけど、全然判らないのに判ったんですよね、ちょっと出るがまた戻ってくるから部屋のカギはかけないで寝てろ、と言ったのだと。
横になっていたら、お茶を持ったボーイさんを連れて再びメイドさんが戻ってきて、あたしに向かって砂糖はいくつだと(多分)言うので、一つ入れてもらい、お茶を飲みました。メイドさん満足そうに何か言って、別の部屋を掃除しに出て行きました。しまった、あのボーイさんにチップを渡すべきだったのでは・・・とは思ったけど、どうすりゃいいのか判らないまま、寝ました。
翌朝、まだ調子が悪いまま帰るため、ホテルをチェックアウトします。妹にキーを返すついでにお茶代払ってきてと頼むと、フロントの人は払うものはないと言うのです。
そうか、あのお茶は、サービスだったのか!
なんか、スペイン人、親切!!
この出来事で、あたしたち姉妹はスペインがすごく好きになったのでした。

それにね・・・これをいいことと言っていいのかどうか微妙ですが、あたしは素直に喜んじゃいますが・・・ラテン系の国は、若い女の子には親切にしてくれる人多い気がしますよ。当時はあたしも充分若い女の子だったので(あ、今もだw)、けっこう気分が良かったですね~。いや、年より子供に思われてただけかもしれんが・・・。
イタリアじゃ空港で、両替商のおじさんにアメもらったりしたしな~。

ではでは、今夜はこの辺で。
おやすみなさい。
by new-chao | 2005-02-20 21:24 | チャオさんの独り言
<< 淡い思い出・・・ セントレア開港で >>